息子も配偶者も就寝してから一人で村上龍を読み、「めっちゃええやん…やっぱ好きやわあ」と良い気分で本を閉じ、充電していたスマホを引っこ抜くと「アンパンマンの〇〇が値下げされました」というフリマアプリの通知。一気に現実に引き戻された感。
とはいえ、村上龍の何が良かったって、中学時代の主人公と友達のやりとりが面白く、「息子もこんな感じになるんやろか」と思えた部分なので、結局現実と繋げて読んでるしなあってなる。
この間読んだ西加奈子もそうやった。息子もこんな感情を抱くんやろうかこういう行動をするんやろうか、みたいな。
もう生活の全部が息子中心で、こんなにもこの子を好きでいてええんやろうかと、なんか中毒みたいになってる気がして怖い。頻繁にそう思う。
もうちょっと息子を放っておいてもええんやないかなと思うぐらい、構ってと言われたときはなんぼでも構ってしまう。
掃除するのも炊事するのも、息子が一人遊びに夢中でゾーンに入ってる間に済ませてる。わがままになってもうたりせんかなあ。
最近息子はパズルブームなのですが、ほかの遊びと違って、パズルは横についていないと怒るし癇癪をおこしてピースを投げるので付きっきりで見ています。
大体1日合計で2時間半ぐらいパズルしてる。
散歩も4時間してるし、読み聞かせも2時間ぐらいしてるし他の遊びにも付き合うし…自分の時間はこれ書いてる今ぐらいですね。それも息子の事書いてるやん。もうなんなん。怖い。
怖いなと思っているけれど、苦痛ではないです。
もちろんしんどくてノイローゼ気味ではあるけれど、息子が真剣にやり遂げようとか覚えようとかしている姿を見るのは楽しい。愛しくてたまらん。
出来た時に「出来たー!」と一緒に言うのがめちゃめちゃ楽しくて幸せな気持ちになる。
幸せだねー、嬉しいねー、楽しいねー、とか言いながらイチャイチャしています。
こういうのは今しか味わえへんもんやし、そう思うとしんどさも吹き飛ぶというか。
1年前の写真を見て「こんなにちっちゃかったんやなあー」と当時を思い出してニヤニヤ出来るので、
1年後数年後に写真を見返し思い出してニヤニヤ出来るという事になるわけで、そう考えると息子に付きっきりの今を全力で楽しむべきやろうと思えたり。
ある程度子育て向きの性格してて良かったと思える日と、向いてないわと思って落ち込む日の繰り返しです。
息子にとっての私が毒親ではない事を願いつつ、嫌われる覚悟もしておかなくてはと考えつつ、毎日息子を一方的に愛しまくっています。眠いなあ。
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